夜の珈琲
タイトル:夜の珈琲 ①〜②(続)
作者:左東武之
ガンガンコミックスオンライン
珈琲の香りを嗅ぐと、香りで満たされ胸がいっぱいになります。本を傍らに、独り静かに珈琲を飲む人の姿を見ては、「どうも素敵におしゃれなくつろぎタイムを過ごしている」ような、そんな憧れがありました。
というのも私、むか〜し、お客様に淹れていただいたブラックコーヒーがトラウマになりまして。中学生に問答無用で無糖珈琲を出すのもなんだかなあと今では思ったりもしますが(笑)
以来、珈琲=苦くてマズい物。※ただし、香りは良い
で脳ミソにインプットされてしまい、素敵におしゃれな時間を過ごす大人になれずにいたんですね。
それが昨年。何かとご縁がありまして、珈琲を飲む機会が増え、島根にある珈琲専門店で珈琲を飲み、富山の純喫茶で珈琲を飲み、なんと!
「素敵におしゃれな大人デビュー(遅咲き)」してしまいました。
今ではもうすっかり、「本を傍らに、独り静かに贅沢な時間を過ごす大人」が板についてきましたよ。ええ。
さて、そんな私が読んでいるのは、『夜の珈琲 』というお話。
片田舎の駅前に佇む純喫茶・夜 に訪れる人たちを描いた群像劇。
1話完結型のストーリーで、珈琲初心者な私には嬉しいプチ薀蓄つき。
説明臭くなくて読みやすく、勉強になります。
ストーリーの中でも店の常連さんたちを招いての「珈琲の淹れ方講座」が開かれるので、自宅珈琲を楽しむための入門にも良いのではないでしょうか。
まだまだ始まったばかりなので、続きが楽しみなお話です。